東京スローリー

老舗洋食が新しい舞台へ ― 銀座スイス 銀座本店

1947(昭和22)年2月22日創業。そして長年営業していた銀座ガス灯通りのお店近くに2022(令和4)年2月22日、新装開店した『銀座スイス』。看板メニュー『千葉さんのカツレツカレー』は創業間もない頃、元巨人軍の背番号3番、名手・千葉茂さんの「ポークカツとカレーを一緒に食べたい」という要望から始まったという。

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そして今回、頂いたのは進化版、茨城県産のプレミアム豚肉「常陸の輝き」を使った数量限定の『千葉さんのカツレツカレープレミアム』。ポークカツの美味しさも愉しんでもらいたいとカツに掛けるカレーソースは別皿でも提供される。カツを天然塩でいただくとお肉の旨みと甘みがほど良い揚げ加減の衣とともに味わえる〝上等な美味しさ〞。そしてすりおろした野菜と挽肉の旨みとコクを軽やかに仕上げたカレーソースとの組み合わせは一般的な「カツカレー」からは想像できない繊細な美味しさの発見である。この繊細な美味しさは女性にも人気が高く、他のメニューとともにパートナーとシェアするお客様も多いという。

昭和のグラタン
15時からのメニュー『昭和のグラタン』。厳選された魚介類を伝統のクリームソースでいただく逸品。15時にこれを目当てに来店する常連客もいる

「今も旧店舗の場所にお越しになったお客さまからたまにおしかりを受けることもあります」と語る三代目ママ・藤岡あけみさん。街に賑わいが戻った今、常連客に加えてSNSなどで知った新しい若い顧客も多いという。お店のHPにある「スイス5つのお約束」には「常にお客様のニーズにお応えするため、新メニューに挑戦しつづけます」とある。
新しい舞台で進化する老舗洋食店の矜持と伝統の美味しさを堪能しよう。

「銀座は日本の象徴、銀座の景気が良いとどこも良いと創業者の祖父が言っておりました」と語る三代目ママ。そんな銀座にこだわり移転先を探したと言う

洋食屋さんのシュウマイ
お土産にも人気の『洋食屋さんのシュウマイ』。芳香なベーコンの香りが洋食ならではの美味しさを演出する
「カツレツカレー」の生みの親である千葉茂さんの色紙
銀座スイス 銀座本店

銀座スイス 銀座本店

ぎんざすいす ぎんざほんてん
電話番号03-3563-3206
住所東京都中央区銀座3-4-4 大倉別館2F
営業時間11:00-21:00(L.O.20:30)
休業日年末年始