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東京Slowly² No.04 4月1日発売です

味しいだけでなく、強いだけでなく、・・・

昭和元年から数えて百年。
今年、日本橋料理飲食業組合は満百周年を迎えました。
江戸の城下町日本橋で、新鮮な江戸前の幸と、台地の幸に、好みの調味料を使いこなし、 私達の郷土の味を創り上げた料理人たち。
今号は、その遺伝子を継承する日本橋料理をご紹介します。

表紙には、今年同じく百周年を迎えた日本相撲協会の 熱海富士関と尊富士関に ご登場いただき、次に続く百年を象徴させて頂きました。
美味しいに「心」を込める。
強さに「思いやり」がある。
そんな、穏やかな精神をお伝えできれば幸いです。

 » 東京Slowly² No.04 4月1日発売です

百年老舗の味を「昔と変わらず美味い」と感じる。
昔の人は「美味しいものを食べていたのだな」と思う。
しかし、その時の美味さは、その時の美味さなのだ。
その美味さを記憶に焼き付け、一年後に訪れた時、同じ一品を出されても、少し物足りなく感じるだろう。
行く度に「あぁ、美味い」と喜ばせてくれるのは、いつも笑顔で洒落を言っている料理人の研鑽の賜物。
毎日、試行錯誤した結果、自分の技量を進化させ、私達客の脳の中で、どんどん美化していく記憶を上回る一皿を創る奴。
百年以上続く老舗には、ゆっくりと進化する時が流れている。

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