食
ランチタイムは行列が目印 ビジネス街の実直な食堂 ― レストラン サカキ
最近、再開発による複合施設が誕生した京橋は、商業地の日本橋と銀座の間にあって落ち着いたイメージの働く大人の街。
この地で1951(昭和26)年から営む『レストラン サカキ』は、昼は洋食、夜はフランス料理を提供している。
洋食のはじまりはフランス料理を日本人が主食とする「ご飯」に合うように改良された結果、誕生したと言われている。
つまりこの『レストランサカキ』は、洋食のルーツとされる本格的なフランス料理も愉しめる言わば〝親と子〞もしくは〝本家と分家〞の美味しさを提供するレストラン。特に、平日ランチ時間の行列は、もはや京橋の日常風景と言っても過言でない人気店である。
四代目のご主人・シェフの榊原大輔さんは京橋生まれ。四谷のフレンチ『北島亭』で修行後に渡仏。四年間、パリやニース、マルセイユなどのレストランで働き、各地の特徴あるフランス料理を学んだ後2003年にシェフとしてお店を継承。土地柄、昔からの食通の常連客も多く学ぶことも多いという。「昼は先代から引き継いだ洋食。夜は、食材にこだわったスタンダードなフランス料理を提供してます」と語るシェフ。早朝、自転車で豊洲に向かい食材を仕入れ、連日行列のランチの仕込みを始めるのが毎日のルーチン。実直な人柄が、その美味しさに表れているビジネス街の隠れた名店。行列を避けたいなら予約ができる土曜日の昼のコース料理がおすすめだ。
「休みの日も結局、厨房にいることが多いです」と語るご主人の榊原さん。昼は洋食、夜はフランス料理を一人で担う
レストラン サカキ
れすとらん さかき
電話番号 | 03-3561-9676 |
住所 | 東京都中央区京橋2-12-12 サカキビル 1F |
営業時間 | 11:30-13:30(L.O.) 18:00-20:30(L.O.) |
休業日 | 日曜・祝日 |